ユニバーシアードのカード数

ユニバーシアードが終わりました.日本女子はめでたく銅メダルを獲得できたようです.
それはともかくイエローカードです.公式マッチレポートで試合結果を見るたびに思ったのですが,日本戦のカード数が多すぎるのです.日本が受けるカード数ではなく,日本の対戦相手が受けるカード数です.
よく「カードをもらう」という表現がありますが,与えているのはだれか,ということです.もちろん審判がカードを出すのですが,普通は相手がいないとカードの出しようがありません.で,あるチームの選手が審判からイエローカードを受けた場合,その対戦相手のチームがカードを与えた,と無理矢理考えて,集計してみました.レッドカードは大会期間を通じて1枚しかでていないので無視しました.



受けた数 与えた数
予選 順位戦 決勝 合計 予選 順位戦 決勝 合計
予選A TUR 0 5
5 2 7
9

TPE 2
0 2 0
1 1

IRL 0
2 2 0
4 4

NZL 0 1
1 0 2
2
予選B JPN 2
2 4 7
10 17

FRA 10
4 14 3
2 5

CAN 4
6 10 10
1 11

CZE 7 7
14 3 4
7
予選C CHN 3
8 11 0
4 4

BRA 2
6 8 4
4 8

RSA 1 3
4 3 3
6

FIN 1
1 2 0
3 3
日本の属していたBグループ,すごいですね.4チームのうち3チームが,予選ラウンド全体のイエローカード数ランキングの上位3位を独占しています.唯一もれたのが我が日本です.誇るべき結果でしょう.
順位決定戦,決勝トーナメントになると中国が急成長しますが,フランス,チェコには及びませんでした.
日本の数字を見ると,被イエローカード数の少なさも目立ちますが.与イエローカードの数の多さが目を惹きます.特に決勝トーナメントでの提供数の多さはハンパじゃありません.これはどういうことなのでしょうか? 単なるフェアプレーということで言えば被カード数の少なさで説明できるのでしょうが,与イエローカード数が多いことは,相手が日本に対して相当激しくぶつかってきた,ということなのかもしれません.日本の力が相手に認められている,または脅威と写った,と勝手に好意的に解釈しておきたいと思います.
各国の被カード数−与カード数を,ご自分で計算してみてください.日本の驚異的な数字を実感できるかと思います.