ベレーザ編その2

前回は「ベレーザファンは何処へ」と題して,ベレーザのホームタウンの入場者数が減少していることを示しました.今回は,そのベレーザファンが何処からきたのか?考えてみます.まず,昨年度の入場者数の明細を見ます.

2004年度ベレーザ ホームタウン入場者数
日付 ホーム アウェイ 会場 入場者数
6月27日 ベレーザ YKK AP 多摩市立陸上競技場 1,100
7月11日 ベレーザ 伊賀FC 西が丘サッカー場 1,000
7月25日 ベレーザ TASAKI 稲城中央公園総合グラウンド 2,500
10月11日 ベレーザ レイナス 西が丘サッカー場 2,000
10月24日 ベレーザ バニーズ 多摩市立陸上競技場 2,800

あれ? 最初の2試合は約1,000人しか入っていません.この数字は今年の平均入場者数よりも少ないです.こんなもんだったんですね.
おや? いきなり倍増している!!
7/25はTASAKI戦なら一般的人気は高そうです.
10/11,オリンピックによる中断後の久々のホームは優勝争いしていたレイナス戦です.この試合,所用でさいたまから東京へ出る途中に西が丘競技場に立ち寄り,初めてLリーグを観戦しました.レイナス側は特に組織立った応援は多くはないのですが,歓声やヤジは,人数が少ないなりに普通にありました.これを普通と感じてしまうのは,一般的な感覚とは相当ズレているのかもしれませんが... レイナス側と比べると,ベレーザ側のほうが圧倒的に観客が多く,それなのに圧倒的におとなしく,この人たち何しに来ているんだろうと感じました.でもゴール裏とバックスタンドの一部が,別々に,妙に盛り上がっていて,とっても異様に感じました.
10/24の試合は,6/27と同じ多摩市陸上競技場ですが,昨年度Lリーグ最高の2,800人を集めています.昨年度はギリギリの優勝争いが繰り広げられていて,ファンが盛り上がるのはよくわかります.

それにL2では7/11に新潟が2,693人集めており,意地でも年度最高入場者数を確保したように見えてしまいます.もちろん,こう感じるのはレイナス戦を実際に観戦した際の感想に基く,全くの偏見です.

さて,年が変わって2005年,昨年度後半の勢いはどうなったのでしょうか.

2005年度ベレーザ ホームタウン入場者数
日付 ホーム アウェイ 会場 入場者数
4月10日 ベレーザ 伊賀FC 西が丘サッカー場 1,000
4月23日 ベレーザ マリーゼ 国立霞ヶ丘競技場 3,000
5月8日 ベレーザ 湯郷ベル 稲城中央公園総合グラウンド 900
5月15日 ベレーザ バニーズ 稲城中央公園総合グラウンド 900
6月19日 ベレーザ バニーズ 西が丘サッカー場 1,200
7月10日 ベレーザ FC高槻 西が丘サッカー場 不明
4/23のマリーゼ戦,輝いてますね.確かこの日はJリーグ東京ヴェルディ1969アルビレックス新潟」戦の後座試合で,いつもより多くの入場者があるのは当然のことです.でも,ヴェルディファンと新潟ファンのどちらが多く観戦したのでしょう,何てのは余計なお節介ですね.
次に輝いているのが7/10の不明の文字.これらの輝きに目をつぶれば,あら不思議,昨年度最初の2試合ととてもよく似た数字です.ということは,ベレーザの入場者数は減ったというのは間違いかもしれません.ベレーザ地方でオリンピックバブルがはじけ、一時的に多かった入場者数が元に戻っただけではないでしょうか.

=== 続く===