ゴール裏は誰の物?

昨日10/16,浦和レッズのショップでレッズレディースの選手が1日スタッフを勤める,ということで行ってきました.
ショップでは10/15に行われたJ1浦和レッズ柏レイソル戦のマッチデイプログラムを購入しました.「カシマスタジアムのイス破損について」という記事が出ていたので要点をご紹介します.

  • 9/3の鹿島−浦和戦の試合後,浦和側スタンドで椅子が破損しているのが発見された.
  • 応援に熱が入るあまり,不正常な力がかかったためと思われる.
  • 今後定められた使用方法を守って応援してほしい.

要するに,浦和の応援団が椅子を壊した,ということです.
掲載された写真を見る限り,椅子席の背もたれ部分に後ろから大きな力がかかったと思われます.つまり,後ろから足をかけていた,ということです.ではその椅子席の人は何をしていたのか? 当然,座ってなんかいないと思われます.でなきゃ,人身事故または傷害事件が起きています.
何故かは知りませんが,いわゆるゴール裏と呼ばれる地域では立って応援することがあたりまえとされているようです.一部のスタジアムは立ち席となっているので問題ないのですが,椅子席のスタジアムでも立って応援します.明らかに「定められた使用方法を守って」いません.クラブもそれは十分知っているのではないかと思われます.少なくとも,今回のことで認識したはずです.

サッカーを観戦するとき,ゴール裏は全体がよく見え,選手のポジションがよくわかり,特等席だと思っています.ところが,その特等席がある特定の集団に占領されているのが現状です.椅子席のスタジアムでも立って応援し,椅子に座っていると軽蔑されたりするようです.「定められた使用方法を守って応援」などということが実現するとは思えません.

入場料を払っても,特等席であるゴール裏の椅子席で椅子に座っていることが困難なサッカー場,って何でしょう.

因みに,カシマスタジアムのイス修理費451,500円は浦和レッズが負担したそうです.
そんなに甘やかしていいのでしょうか?