パブリックビューイング

ちょっと時期外れな話題ですが,12月3日にレッズランドで行われたJリーグ新潟−浦和戦のパブリックビューイングに参加してきました.先着650名の募集だったのですが,実際には700名近く集まったそうです.
室内に設置された数台のプロジェクターでTV映像を見るのですが,なかなか興味深いものがありました.

普段スタジアムで応援用に使われている小旗が配られました.ビジュアル面の演出を得意とするサポータークラブから貸し出されたそうです.スタッフからこの話が出たとき,歓声があがったのには驚きました.みんな旗を振りたがっていたんですね.

  • 応援コール

試合中,スタジアムで実際に行われている応援のコールがTVを通じて聞こえてきましたが,これにあわせコールが沸き起こりました.こういうの苦手なんです,みんなで一緒に何かを主張するのって.
選手のプレー,審判の判定など,既に起きたことに対して歓声をあげたり,悪態をついたりといった反応は,自宅であれ,スタジアムであれ,どこでもあることです.ですから,当日,レッズが得点した際に会場が盛り上がるのはよくわかります.
よくわからないのは,こういったリアクティブな行動ではなく,本来はスタジアムでの示威行動という意味が強いはずの応援コールがレッズランドでも起きたことです.パブリックビューイングの様子が現地に映されているわけではなく,浦和の応援にも新潟への威嚇にもなりません.いかなる意味でも現地の試合結果に影響を与えることのないものです.
自分自身では応援のビジュアル演出にもコールにも一切参加しないので,参加する人たちの気持ちがわかりませんし,実際にその場にいると居心地が悪いものです.あの人たちは,自宅でTV観戦しているときも同じなのでしょうか.一人でもコールしているのでしょうか.ちょっと興味があります.

  • 川崎

試合終了間際,川崎がC大阪を1点リードしている場面では,川崎コールが起こりました.この気持ちは何となくわかりました.TVの向こうに合わせるのではなく,会場の自然な盛り上がりを感じたからです.もちろん,コールには参加しませんでしたが.