では早速ホームタウンの入場者数を見てみましょう.数字を並べても面白くないと思いますので,いきなりグラフをお見せします.まずL1です.

2004年度とは様子が違います.2004年度では見られなかった
・「入場者数=多&安定度=高」
というマリーゼが出現しました.前身のYKKAPは
・「入場者数=少&安定度=高」
でしたから,非常に良い変化です(チーム別の変化は今後,個別に見ていきます).
マリーゼの入場者数が多いのは他のサイトでも指摘されていますが,それだけではないことがおわかりいただけると思います.何より素晴らしいのは,マリーゼは何らかの方法で実際の入場者数を数えていて,公表している数字と実際の入場者数との誤差が極めて小さい,と期待できるところです.そのうえで,福島県内の試合では平均2,600人の入場者数を集め,試合毎のバラツキも小さい.このバラツキはバニーズの平均入場者数に匹敵しています.

次にL2です.

7チームあるはずなのに,グラフには5チームしかありません.清水第八とINACはデータが少なくて計算できません.したがってグラフ上にも表示できません.しょうがないですね,公表してくれないのですから.
熊本の安定度が比較的高くなっています.データのあるホームタウンでの5試合のうち,新潟戦のみが250人で,後は150人です.今後データが増えたときにどうなるか,見守りたいと思います.

厳密には,清水第八も3試合分のデータはあります.ただし3試合とも300人なので,この場合標準偏差が0になり,安定度も計算できませんでした.

重ねてみましょう.

やはり目立つのはマリーゼです.
ところで,以下の数字をみてください.
4月17日 1,500人
4月29日 1,100人
5月15日 1,500人
6月05日 2,520人
6月12日 2,439人
7月03日  714人
これ,湯郷Belleのホームゲーム入場者数ですが,6月5日以降,数字が細かくなっています.実数把握にチャレンジし始めた模様です.このまま続けて,公式サイト等での発表に期待します.

7月3日(マリーゼ戦)はマリーゼの公式HPでは714人だったのですが,どこかで1,418人という数字も見た記憶があります.どなたか正確な数字をご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただけますでしょうか.

「入場者数=少&安定度=低」という状態は,チームが自分達のためだけプレーをしている時期と解釈しています.これが「入場者=多」または「安定度=高」という状態になってきたときは,チームのファン層が拡大してきている訳で,ファン層へのサービスとしてのサッカーが成り立っているのではないかと思います.サービスの成果または対価としての入場者数と捉えることができるのではないでしょうか.
次回はビジターでの動員力です.

=== 続く===