TASAKIホームタウン編

早速,TASAKIの昨年度,今年度の入場者数を見てみます.

入場者数の変化
TASAKI ホームタウン ビジター
動員力
平均入場者数 標準偏差 安定度
2004年度 757.1 553.34 1.37 2.02
2005年度 624.5 718.29 0.87 1.71


残念ながら平均入場者数,安定度,ビジター動員力の全てでわずかながら減少しています.ベレーザとともになでしこジャパンに数多くのメンバーを送っているにも関わらず,人気が下がってしまっているように見えます.
が,本当に人気は下がったのでしょうか.実は試合毎入場者数を見てみると面白いことにきがつきます.

2004年度TASAKI ホームタウン入場者数
日付 ホーム アウェイ 会場 入場者数
6月13日 TASAKI バニーズ ユニバー記念競技場 2,000
6月27日 TASAKI FC高槻 尼崎市立記念公園陸上競技 500
7月11日 TASAKI レイナス ユニバー記念競技場 600
7月18日 TASAKI 伊賀FC 淡路佐野運動公園第2サッカー場 500
9月26日 TASAKI 大原学園 明石公園陸上競技 500
10月11日 TASAKI YKK AP 加古川陸上競技 700
10月31日 TASAKI ベレーザ アスパ五色 500

2005年度TASAKI ホームタウン入場者数
日付 ホーム アウェイ 会場 入場者数
4月24日 TASAKI 伊賀FC アスパ五色                283
4月29日 TASAKI ベレーザ ユニバー記念競技場 2,373
5月3日 TASAKI 湯郷ベル アスパ五色 624
5月8日 FC高槻 TASAKI 加古川陸上競技 252 *
5月15日 TASAKI マリーゼ アスパ五色 250
6月26日 TASAKI 湯郷ベル 加古川陸上競技 352
7月3日 TASAKI 浦和 明石公園陸上競技 362
7月10日 バニーズ TASAKI 姫路市陸上競技 500 *
(*)TASAKI兵庫県内で試合を行う場合は,Awayでもホームタウンとして扱う

この表を見比べたとき,次の2つのポイントがあると思います
1.2004年度は100人単位の集計だが,2005年度は1人単位の集計である.
2.両年とも,1試合だけ2,000人超の試合があり,他の試合はその半分以下である.
これはどういうことでしょうか?

  • 集計単位の違いについて

まず1点目については,昨年度は概算集計であったと思われます.さて,概算集計するとき,どのように数字を作るでしょうか.入場者数は多いほうがいい,という価値観にたてば,ある単位で切り上げることが多いのではないでしょうか.切り捨てることはまずないでしょう.また,ある程度の入場者があれば最低ラインを500人で発表していたようにも見えます.2004年度の入場者数はかなりの確率でゲタを履いた数字ではないかと思われます.つまり,数字のうえでは2005年度の平均入場者数は100人以上減っていますが,実態はそれほど減っていないのではないかと,推測します.また,このような方法では最低人数が高めに設定されているため,安定度も高くなります.

2004年度のTASAKIの入場者数発表方法については,あくまでも筆者の推測に基くものです.特に最低ライン500人については,憶測の域を出ないものと自覚しております.もしこれらの推測または憶測が誤りならば,TASAKIの人気低下が現実のものであることになります.来期以降の数字の変化に注目したいと思います.

  • 2,000人超の入場者数について

昨年度,今年度とも特別入場者数の多い試合があります.
・2004年6月13日:アテネ出場を決めたあとのシーズン開幕戦
・2005年4月29日:ゴールデンウィーク初日,ベレーザを迎えてのホームゲーム
いずれもTASAKIファンにとっては特別な意味を持った試合であったと思います.特別な入場者数を集めてもおかしくありません.それにしてもその他の試合との差が大きすぎます.何か他にも特別な事情(まあ平たく言えば「会社の動員かな?」です.)があったと思います.昨年については何ともいえませんが,今年は実際に競技場にいましたので次回以降にその時の様子等,ご紹介します.

=== 続く===