スペランツァFC高槻

というわけで,今回は未だ混迷の中にあるように思える高槻です.いつものように入場者数の変化をみます.

入場者数の変化
高槻 ホームタウン ビジター
動員力
平均入場者数 標準偏差 安定度
2004年度 618.0 505.09 1.22 0.86
2005年度 362.0 188.09 1.92 0.76

平均入場者数が約半分へと激減しています.これをグラフ見るとこんな感じです.

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平均入場者数が少なくなっても安定度が高くなっているように見えます.これは本当に高槻を好きな人が熱心に応援を続けている,という状態といえます.では,なぜその他の人はいなくなってしまうのでしょう.明細で追ってみます.

2004年度高槻 ホームタウン入場者数
日付 ホーム アウェイ 会場 入場者数
6月20日 FC高槻 ベレーザ 高槻市萩谷総合運動公園サッカー場 240
7月19日 FC高槻 YKK AP 鶴見緑地球技場 400
9月19日 FC高槻 伊賀FC 鶴見緑地球技場 400
10月2日 FC高槻 TASAKI 万博記念競技場 1,500
10月31日 FC高槻 レイナス 高槻市萩谷総合運動公園サッカー場 550
案の定,10月2日の1,500人が昨年の入場者数を押し上げているようです.調べてみたら,この日はJリーグ「ガンバ大阪VSセレッソ大阪」と同時開催でした.これを除いても当初の240人から最終節の550人に増えています..7月19日と9月19日はいずれもダブルヘッダーが組まれており,その効果で入場者数を押し上げていると思います.10月31日はレイナスの優勝が決まった日で,Lリーグファンとっては非常に大事な試合だったと思います.会場の萩谷運動公園は駅から距離があり,車がないと行きづらいのですが,よく集まったと思います.これらを見ると,最初の240人前後が高槻の基礎票とでもいうべき「安定した入場者」であり,これに様々な要因で入場者数が上積みされて増えているように思えます.

2005年度高槻 ホームタウン入場者数
日付 ホーム アウェイ 会場 入場者数
4月9日 バニーズ FC高槻 高槻市萩谷総合運動公園サッカー場 200
4月17日 FC高槻 ベレーザ 高槻市萩谷総合運動公園サッカー場 600
6月5日 FC高槻 マリーゼ 高槻市萩谷総合運動公園サッカー場 600
6月19日 FC高槻 湯郷ベル 長居第2陸上競技場 308
6月26日 FC高槻 伊賀FC 高槻市萩谷総合運動公園サッカー場 250
7月17日 FC高槻 浦和 高槻市立総合スポーツセンター陸上競技場 214

今年になると最初は200人ですが,4月17日と6月5日は600人と急増しています.実はこれもダブルヘッダーの日でした.また,マリーゼ戦ではなんと関西電力関係者の方が応援に来ていたという噂もあります.その後は200から300人の間で落ち着いているようです.

4月9日はバニーズの主催,高槻がアウェイですが,ここの統計上ではチーム所在地をホームタウンと定義付けているため,高槻のホームタウンゲーム,バニーズのビジターゲームとなります.

どうも高槻も第二クールからは実数発表に切り替えたようですね.7月17日の試合は高槻まで観戦に行きました.萩谷とは異なりバスの便も多く,乗車時間も短く,便利な場所にある会場でした.昨年最終節の同じカードでこれだけの差がある,ということはサッカーの入場者数を決めるのはあくまでも試合内容なのだと思います.
明細の数字を見る限り,ダブルヘッダー等の影響を除いた基礎票は昨年も今年もあまり変わってないように思います.面白い試合をして,この数字を拡大していくことが大事なのだと思います.
と,ここで最初の話題に戻ってしまうのですが,現時点の高槻のサイトを見る限り「スペランツァAC大阪」にとってのチームとファンは,何か別の目的達成のための手段として扱われているように思えてしまいます.

...高槻は何処へ?

=== 続く===