今季平均入場者数

久々に週間サッカーダイジェストの「国内キロク&データ」欄にLリーグのデータが掲載されました.7月10日第13節,7月17日第14節のデータです.この遅さには少々イライラしますが,自分では購入せずに図書館で見るだけなので,あまり大きな声では文句は言えません.ひたすらガマンです.
さて,今週号の週間サッカーダイジェストには,Lリーグ表彰式の記事が掲載されています.その中にこんな一文がありました.とっても美しいことが書かれています

昨年ブレイクしたなでしこ人気を維持できるか−。そんな課題を持って幕を開けた今季のL・リーグ。だが終わってみればそうした懸念は杞憂に終わった。1試合平均の観客動員数は昨季を大幅に上回る737人を記録。9月25日のマリーゼ対浦和戦には7636人の観客が詰めかけた。これは歴代2位の数字である。(中略)昨季の人気を定着させた感のある今季のLリーグ。来季はさらに進化したリーグとなるはずだ。(週間サッカーダイジェスト2005.12.16号43ページより引用)

手元のデータでは今季のLリーグ平均入場者数は872人です.マリーゼ,浦和,新潟といった動員力のあるチームのデータはすでに収集済みで,新潟以外のL2のデータ等が集まれば平均入場者数は下がることが予想されますから,最終的には737人になるのでしょう.サッカーマスコミとしてそれなりのデータを持っているのなら,リーグ戦も終了しているのだから,小出しにせず発表してほしいものです.7月のデータを今頃掲載して,喜んでいるのは私ぐらいなものかもしれません.
昨季の平均入場者数は576人です.確かに平均入場者数は大幅贈ですが,個別のデータを掲載していないため,リーグの各試合が全体的に入場者数が増えたかのように誤解されてしまう可能性が高いです.実情は

というものではないでしょうか.これを「杞憂」とか「昨季の人気を定着させた」と言っていいものでしょうか.
上記の引用で(中略)の部分には表彰式の様子が紹介されていて,Lリーグのバラ色の未来を予想させる内容は見られません.どこをどうしたら「来季はさらに進化したリーグとなるはずだ」なんて言えるのでしょうか.