入場者数を数えるのは大変

Lリーグの入場者数は,主催チームによって発表のしかたがかなり異なります.
チームのホームページで発表しているのは,マリーゼ,浦和,TASAKI,新潟です.これらのチームは1人単位で発表することが多いので,信頼性が高い数字と考えています.一方,常に50人,100人単位で発表するチームもあります(1人単位で数えていても発表は100人単位,ということもあるかもしれませんが,そんなことをするメリットは不明です).このようなチームは自主的に発表することはなく,マスコミ報道を通じてその漏れ伝わってくるのみです.では,自主的に発表しなくても,1人単位で数えているチームはないのでしょうか.
ということで,こんな表を作ってみました.

2005年度各節毎のホームゲーム場者数(1の位)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
マリーゼ 3

0 0



3

4 3 6
7 2

6
浦和 4
8
6 7

1 7

6


9
5 5 3
ベレーザ 0
0

0 0 0
0 5
0
0
0

0
伊賀FC
0

0
0
0

0
0
0 0
0 0 0
FC高槻
0


2
0
8 0 0
4 0

0 0

バニーズ 0
0 0
0
0

0
0
0 0

0

TASAKI
2 3 3 4
0
0
2 2


0 2 0


湯郷ベル
0
0

0 0 3

4
7
3


0 5
A新潟 1



5
2 5
8 8


2
3

8
AS狭山
0 0 0

0

6

3

3

2
8
市原千葉

0 0


2

7
6 4 3


1

清水第八 0

0
0

0
0

8

3
3
5
大原学園 0
0
0
0




0
0

0
0 0
INAC
0


0

8 0
7
5
8 2

7
R熊本
0
0 0
0 0
0
0

0
1 5


これは,2005年度の各チームホームゲームの入場者数の1の位の数字を一覧表にしたものです.この数字が0といういことは,発表している数字が10で割り切れる,キリのいい数字ということです.もちろん1人単位で発表していても偶然10で割り切れることはありますので,ある程度は0になることはあります. この表で面白いのはベレーザで,第11節のみが「5」他は「0」です.画竜点睛を欠くとはこのことです.この試合は2005年度唯一の有料試合で,実際の数字を発表せざるを得なかったのでしょう.同情します. ところで,この表をリーグ戦の1巡目,2巡目,3巡目毎に「0」の割合を表にしてみました.
2005年ホームゲーム場者数
10人単位発表の割合

1-7節 8-14節 15-21節
マリーゼ 66.7% 0.0% 0.0%
浦和 0.0% 0.0% 0.0%
ベレーザ 100.0% 75.0% 100.0%
伊賀FC 100.0% 100.0% 100.0%
FC高槻 50.0% 60.0% 100.0%
バニーズ 100.0% 100.0% 100.0%
TASAKI 20.0% 33.3% 66.7%
湯郷ベル 100.0% 25.0% 33.3%
A新潟 0.0% 0.0% 0.0%
AS狭山 100.0% 0.0% 0.0%
市原千葉 100.0% 0.0% 0.0%
清水第八 100.0% 66.7% 0.0%
大原学園 100.0% 100.0% 100.0%
INAC 100.0% 25.0% 0.0%
R熊本 100.0% 100.0% 33.3%
L2の1巡目では新潟のみが,実数発表だったのが.3巡目では大原学園以外が,実数発表となっています.L1の湯郷も同様です.どのような事情かはわかりませんが,とても良い変化だと思います.思わず応援したくなります.

これとは対照的にL1高槻のがキリのいい数字にこだわるようになっています.何かあったのでしょうか.今や公式HPも消えてしまったようです.よくわからないチームです.

L2では1巡目と3巡目では完全に勢力が逆転した「実数発表派」と「概算発表派」ですが,Lリーグ全体でも少数派になり,劣勢の中でも頑固に「概算発表」にこだわる各チームは,今年度はどうするのでしょうか.