公式発表

今年の妙に立派になた公式プログラムに,昨年度の入場者数が掲載されていました.自分のデータと比べてみなければなりません.また,今年はリーグ公式サイトの試合結果コーナーで,全試合の入場者数が発表されています.サッカーダイジェストを待つ必要もなくなりました.大歓迎なのですが,入場者数の推移を考える時間もなく,プレッシャーも大きくなりました.リーグ1巡目が終了したところで,まとめてみようかと思います.

責任②

責任ということでは,有料化についても触れておきます.チームの運営に資金が必要なのは分かり切っていますので,有料で採算がとれると判断すれば有料にすればいいし,採算がとれなければ無料のままとすればいい.これは経営判断ですから,有料化の是非をここでは取り上げません.ただ,前社長は「観戦環境の改善」とどこかで明言されていたと思います.社会的責任のある企業のトップの発言ですから,これは消費者に対する約束と受け止めています.約束したことは守っていただきたい,そのように思います.尤も,観戦環境の改善など端から期待していないか,信じていない方もいらっしゃると思います.浦和レッズもさぞ複雑な気持ちでしょう.

責任①

6月18日に予定されていた高槻戦の日程・会場が変更になりました.新たな会場は滋賀県,山本選手の出身地です.右サイドでの大活躍を期待します.さて,この時期に変更する主催者の意図,事情はさておき,リーグ公式サイトでは以下のように紹介されています.

滋賀・佐川急便守山陸上競技場
JR湖西線堅田駅」よりタクシー10分
JR東海道本線守山駅」よりタクシー15分
名神高速道路「栗東IC」より約20分

またもやタクシー15分です.津山に関しては中鉄バス情報センターがすぐに見つかりました.今回も,ちょっと調べてみればこちらのサイトではもっと現実的な公共交通機関によるアクセスが紹介されています.他にも同様の主旨を持ったこのようなサイトもあります.もしリーグの普及を願うなら,多くの人が訪れやすい方法も紹介してほしいと思います.そしてその情報を提供するのは,主催者の責任でもあると思いました.
ところで,リーグ公式サイトでは会場変更としか紹介おらず,日程の変更については触れていません.ここだけを見たら気が付かない方もいるのではないか,と不安になります.この点,浦和レッズレディースのHPでは「日程・会場の変更」と明記されています.当然のことではありますが,この点ではリーグよりも観客のことを考えていることが分かります.

観戦環境

ホーム開幕戦の駒場スタジアム,行ってきました.本日はメインスタンドの解放だそうです.メインって屋根がほとんどないんですよね.怪しい空模様の下,もし雨がふったらどうしよう,と思いつつ現地に到着.11時10分ごろでしたが,既に行列ができていました.まっすぐに延びる行列を遮るかのように,数名の行列に並ばない集団がいました.彼らを避けて行列は迂回して延びていました.集団の1人がスタッフに言いました「列が曲がってるよ−」
開場時間の正午,件の集団は徐に列の先頭に進みます???.そういう作法があるんですね.
さて,観戦環境向上のための有料試合の開始です.客席が昨年までのバックスタンドからメインスタンドに変わった事以外,変化は感じられません.Jリーグの試合では,メインスタンドの方がバックスタンドよりも高額です.もしかしたら浦和レッズは,メインを解放することが環境の向上と思っているのでしょうか.本日の入場者数約2,000人.半分が有料入場者数として,100万の売上があったわけです.具体的にどこを改善したのか,お聞きしたいものです.もしかしたら,これから改善するために前払いで入場料を徴収しているのでしょうか.
さて,開場で配布されたハンドブックに「平均2,000人目標」と書かれていました.天気予報では試合時間には雨があがると報じられていた中,ホーム開幕戦での約2,000人.相当微妙な数字です.マッチデイニュースも昨年より光沢はありますが,紙が薄いような気がします.
今後の観戦環境向上と入場者数を見守りたいと思います.

Benny2006-05-25

なでしこリーグ行ってきました.
日本代表の最終合宿地とあって,会場のJビレッジ付近は駐車場難民であふれ
返っていました.マリーゼボランティアの方々も駐車場の案内に疲れていたよう
です.Jビレッジのホームページでは「公共交通機関を利用してください」とい
うように掲載されていましたが,あの地の利では上野や仙台から木戸まで臨時列
車を大増発するぐらいでないと,まず効き目はないと思います.また,残念なの
は,例え効き目がなくても浦和レッズレディースのHPでも同様の報知をするべ
きだったと思います.
さて,代表合宿の見学者は2万とも3万とも言われていますが,なでしこのほう
も5,021人が集まりました.浦和からも観光バス2台で70名ほど訪れる,との情
報がありましたが,帰りのバスにはそんなには乗っていないようでした.もしか
して,代表合宿に行ってしまったのでしょうか.浦和の応援は100名ほどとなる
予定でしたが,MXテレビの中継を録画で見ても,それほどとは思えません.た
だ,5,000人収容のスタジアムに5,021人ですから,当然立ち見の方も多数いらっ
しゃいました.案外100名ぐらいはいたのかも知れません.
試合内容は様々な方がレポートしますからご紹介しませんが,個人的には松田選
手が良かったです.
そして相変わらずの浦和レッズレディースのHPです.試合後3日たっても公式
試合レポートがアップされません.見た目は変わったんですけどね.

Jリーグだけの百年構想

GWを利用して山陰地方へ行ってきました.帰りに京都から新幹線に乗り換える際に売店で週間ポストを購入したら,写真ページでなでしこジャパンの紹介記事がありました.安藤梢選手の勇姿が掲載されています.
帰宅して久しぶりにアンテナをチェックしていたら,MWAVEのずらずらら日記に<気になる記事が紹介されていました.新潟日報5月3日版に掲載された記事です.

bjリーグ新潟アルビレックスは2日、新潟市内で会見を開き、新ロゴとロゴマークを公表。併せて新名称を「新潟アルビレックスバスケットボール(BB)」とすると発表した。
 新潟アルビレックスはこれまで、サッカーのJリーグとアルビレックス新潟が商標権を持つエンブレムとロゴに、BASKETBALLの文字を入れたデザインを使用してきた。
 しかし、bjリーグが各チームのロゴを使用した商品などを発売し、同様の商品がサッカーにもあることから、Jリーグやメーカー側から類似商品にあたるとして問題点が指摘されていた。
 <中略>
会見にはJ1アルビレックス新潟の中野幸夫社長も同席。「同じロゴで行きたかったが、Jリーグとも検討を進めた結果、新しいマークに変更してもらうことになった」と経過を説明した。
 陸上の新潟アルビレックスRCなども順次ロゴを変更する予定という。

ところで,JリーグにはJリーグ百年構想というものがあり,以下のように紹介されています.

Jクラブはそれぞれのホームタウンにおいて、「地域社会と一体となったクラブづくり(社会貢献活動を含む)を行い、サッカーをはじめとするスポーツの普及および振興に努めなければならない」(Jリーグ規約第21条)

新潟の活動は既にJリーグを超えた広がりを持っており,Jリーグ百年構想の思想に最も近いものの一つと思っていました.ただ,どんなに「スポーツの普及および振興に努め」てもJリーグの商売を邪魔してはいけないようです.
なるほど,浦和レッズレッズランドが評価されるのは,サッカー以外のプロ競技に手を出してないからなんですかね.