「アウェイで客を呼べるチーム」とはどういうことでしょうか.何をみればわかるでしょうか.
再び2004年度L1の入場者数を見てみます.

〜2004年度L1入場者数〜
2004年度L1 アウェイチーム
YKKAP レイナス ベレーザ 伊賀 高槻 TASAKI バニーズ 大原学園 平均入場者





YKKAP 352 572 480 763 526 538 464 527.9
レイナス 632 1,592 1,500 675 1,200 420 924 991.9
ベレーザ 1,100 2,000 1,000 500 2,500 2,800 500 1,485.7
伊賀 300 240 300 500 400 230 280 321.4
高槻 400 550 240 400 1,500 100 150 477.1
TASAKI 700 600 500 500 500 2,000 500 757.1
バニーズ 500 500 450 750 500 500 500 521.4
大原学園 200 200 1,800 250 120 500 200 467.1

〜特定アウェイチームを除いた場合のホームゲームの平均入場者数〜
2004年度L1 特定アウェイチーム
YKKAP レイナス ベレーザ 伊賀 高槻 TASAKI バニーズ 大原学園





YKKAP 557.2 520.5 535.8 488.7 528.2 526.2 538.5
レイナス 1,051.8 891.8 907.2 1044.7 957.2 1,087.2 1,003.2
ベレーザ 1,550.0 1,400.0 1,566.7 1,650.0 1,316.7 1,266.7 1,650.0
伊賀 325.0 2350 325.0 291.70 308.3 336.7 328.3
高槻 490.0 465.0 516.7 490.0 306.7 540.0 531.7
TASAKI 766.7 783.3 800.0 800.0 800.0 550.0 800.0
バニーズ 525.0 525.0 533.3 491.7 525.0 525.0 525.0
大原学園 511.7 511.7 245.0 503.3 525.0 461.7 511.7

大原学園のホームゲームを見てみると,7試合の平均入場者数は467.1人です.ところがベレーザ戦の入場者数1,800人に対して,ベレーザ戦を除いた6試合の平均入場者数は245.0人で,実に7.35倍(=1,800÷245)もの入場者をベレーザが集めた,と考えることができそうです.
一方,ベレーザのホームゲームでは,7試合の平均入場者数は1,485.7人です.大原学園戦の入場者数は500人に対して,大原学園戦を除いた6試合の平均入場者数は1,650.0人です.0.3倍の入場者ということになります.
この7.35倍とか0.3倍という数字をアウェイゲームでの,ホームチームに対する入場者数の影響と考えて,全ての試合について計算してみます.また,チーム毎の平均も計算してみます.

〜アウェイチームのホームチームに対する入場者数の影響力〜
2004年度L1 アウェイチーム
YKKAP レイナス ベレーザ 伊賀 高槻 TASAKI バニーズ 大原学園





YKKAP 0.63 1.10 0.90 1.56 1.00 1.02 0.86
レイナス 0.60 1.79 1.65 0.65 1.25 0.39 0.92
ベレーザ 0.71 1.43 0.64 0.30 1.90 2.21 0.30
伊賀 0.92 0.72 0.92 1.71 1.30 0.68 0.85
高槻 0.82 1.18 0.46 0.82 4.89 0.19 0.28
TASAKI 0.91 0.77 0.63 0.63 0.63 3.64 0.63
バニーズ 0.95 0.95 0.84 1.42 0.95 0.95 0.95
大原学園 0.39 0.39 7.35 0.50 0.23 1.08 0.39
平均
(アウェイ集客力)
0.76 0.87 1.87 0.94 0.86 1.77 1.22 0.69

この平均値を「アウェイ集客力」として扱ってみることにします.昨年なでしこジャパンメンバーが多かったベレーザTASAKIの人気が高く,各地で集客に貢献していた...なんて見えなくもないですね.

今後は「ホームゲーム」と「ホームタウンで開催されるゲーム」について考えてみます.

===続く===