高槻編補遺
前回で「平均入場者数が少なくなっても安定度が高くなっているように見える」と書きましたが,あくまでもそう見えるだけ,かもしれません.2004年10月2日のJリーグ後の試合を除いて,平均入場者数を計算してみました.
高槻 | ホームタウン | ||
平均入場者数 | 標準偏差 | 安定度 | |
2004年度 | 618.0 | 505.09 | 1.22 |
補正後 | 397.5 | 126.59 | 3.14 |
2005年度 | 362.0 | 188.09 | 1.92 |
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こうして見ると,平均入場者数はほとんど変わらずに,安定度が下がっていることがわかります.前回に掲載した明細表を再度見ていただきたいのですが,安定度を下げている要因はダブルヘッダー時の入場者数の違いのようです.なぜダブルヘッダーにするのか,ということは別にしても高槻戦に限っていえば,昨年よりも今年のほうが入場者数が押し上げられているようです.
では,ダブルヘッダー効果を取り除いて見た場合はどうでしょう.昨年はサンプル数が少なくなってしまうので計算しませんが,今年の場合はこうなります.
高槻 | ホームタウン | ||
平均入場者数 | 標準偏差 | 安定度 | |
2005年度 | 243.0 | 48.18 | 5.04 |
ところで,サッカーにあまり興味のない人に認知してもらうために選手個人の魅力や人気に頼ってしまうのは,ある程度仕方のないことかもしれません.ただ,チームが個人ファンクラブを主宰してしまうというのはどうなんでしょう?
他のLリーグチームは「資金がかかりますから援助してください」とはっきりと表明して,後援会(INACは賛助会)への入会を募ります.入会するほうもそれなりの覚悟で申し込みます.ファンクラブという例は知りません.前回と繰り返しになりますが,スペランツァAC大阪はどこか別の方を向いているようです.
私毎で恐縮ですが,昨年Lリーグに興味を持ち,今年は地元チームのレイナス後援会に入ろうとしたら,チームはレッズになり,後援会は消えました.聞くところによると,レイナス後援会メンバーはレッズ後援会に移行できたそうです.ところが,レッズ後援会がどれほどレッズレディースのための活動をしているか,全く不明です.レイナスを後援したい,という気持ちがレッズ後援会で生かされるのか,チェックしていく必要があると思っています.
=== 続く===